環境・経済・社会のつながり創生に向けた交流事業「ESG地域金融の可能性」
2022年2月27日終わりの見えないコロナ禍により、地域の企業や住民からの地域金融機関への期待が高まっています。一方、地域社会には、環境・子育て・福祉・まちづくりなどの課題が山積し、こうした課題の解決が、地域金融機関の基盤強化にもつながります。
このセミナーでは、E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)の切り口から、住みよい地域社会を創造するための金融(ESG地域金融)の可能性や地域金融と環境団体の連携の可能性について考えます。
内容としては、1回目を基本編、2回目を実践編として、講演と事例紹介により、ESG地域金融の可能性を掘り下げて考えるセミナーです。特に2回目では、事業性評価をはじめ、地域金融機関の実務につながる視点を多く盛り込む予定です。
また、セミナーの後半では、他の金融機関や他セクターからの参加者との交流の時間も設けますので、アイデアの交換とネットワーク作りの機会としてご活用ください。
【日時】2021年9月29日(水)13:30~16:30
2021年11月8日(月)13:30~16:30
【場所】オンライン開催(Zoom)
※パソコン、タブレット、スマホなどインターネットがつながる環境でご参加ください。
【定員】先着40名程度
【対象】地方金融機関、環境団体、行政、企業等、興味のある方なら、誰でもご参加いただけます。
※こちらは連続セミナーです。2回とも参加されることでより内容を深めることができます。リアルタイムでの参加を推奨しますが、難しい場合はその旨を申込時にお伝えください。配信できる部分の動画を編集後、YoutubeのURLをお伝えいたします(期限付き)。
【参加費】無料(要申込)
【主催】関西広域連合 広域環境保全局
【運営】NPO法人エコネット近畿(近畿環境市民活動相互支援センター)
第1回 2021年9月29日(水)13:30(13:00開場)~16:30
基調講演「ESG地域金融とは何か」
事例紹介 「ESG地域金融促進事業」良質な森林資源"吉野材"を活用した新たな居住様式の
創造による地方創生奈良モデルの確立
〇奈良中央信用金庫 地域産業創生部 部長 山田 章生氏
〇一般社団法人大和森林管理協会 理事 谷 茂則氏
〇環境省大臣官房環境経済課 環境金融推進室長 近藤 崇史氏
第2回 2021年11月8日(月)13:30(13:00開場)~16:30
基調講演「ESG地域金融の進め方」
事例紹介 「ソーシャル企業認証制度」
〇龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター 白石 克孝氏
〇京都信用金庫 理事・ネクストコミュニティ共創部長 山口 一剛氏
-- -- -- -- -- ----★ お申し込みについて★-- -- -- -- -- --
お申し込みは、申込フォームか、下記の必要事項を記載の上、メールかFAXでお願いします。
申し込みフォーム https://kokucheese.com/event/index/614921/
必要事項
(1)お名前(ふりがな)
(2)メールアドレス
(3)TEL
(4)金融機関名/団体名/企業名/行政名
(5)事務所所在地または居住地の都道府県名
(6)メッセージ
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申込締め切り 2021年9月22日(水)
※第2回目のみの締め切りは2021年11月2日(火)
主催/関西広域連合 広域環境保全局
運営・問合せ先/NPO法人エコネット近畿(近畿環境市民活動相互支援センター)
TEL 06-6881-1133 FAX 06-6949-8288
E-mail jimukyoku@econetkinki.org
■基調講演講師プロフィール■
多賀俊二氏(草の根金融研究所『くさのーね』代表・中小企業診断士)
草の根金融(社会課題を解決するため、一般の人が行う手作り金融)を専門とする金融コンサルタント。
(一社)全国労働金庫協会で25年間、企画・調査等の業務に従事したのち、2016年4月独立。長期にわたってソーシャルファイナンスの前線で活動し、NPOの資金調達(ファンドレイジング)でも経験を重ねてきた。
中小企業診断士としても、ものづくり補助金4件採択をはじめ、「お金の町医者」として、中小企業を資金調達面中心に支援。ホームページ:http://tagashunji.net/
■第1回 事例紹介(奈良)■
良質な森林資源"吉野材"を活用した新たな居住様式の創造による地方創生奈良モデルの確立
奈良中央信用金庫は、2020年に環境省「ESG地域金融促進事業」を受け、良質な森林資源"吉野材"を活用した新たな居住様式の創造による地方創生奈良モデルの確立を、持続可能な森林管理をめざす環境団体である一般社団法人大和森林管理協会と共に取り組みました。研究の内容と共に、地域金融、環境団体の両者から、それぞれの視点でパートナーを組んで行うことの利点や課題、可能性をお聞きします。
奈良中央信用金庫からは、地域金融としてESG地域金融促進事業に取り組もうと考えた理由やパートナーの選び方、事業を行った効果等をお聞きします。
パートナーの一般社団法人大和森林管理協会からは、金融機関と一緒に活動をすることでの効果や課題、今後の可能性をお聞きします。
また、「ESG地域金融促進事業」について、環境省から説明をいただきます。
■第2回 事例紹介(京都・滋賀)■
「ソーシャル企業認証制度(S認証)」
2021年、京都信用金庫、京都北都信用金庫、湖東信用金庫は、龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターと共に、企業のESG経営を促す認証制度であるソーシャル企業認証制度を創設しました。企業活動の社会的インパクトをみえる化し、社会課題に取り組む地域企業の成長を支えることで、地域社会におけるソーシャルマインドの醸成及び持続可能な地域社会の実現をめざしています。
各支店の営業者がソーシャルとは何かを研修で学び、担当地域の持続可能な未来を描き、ソーシャルな事業を行っている事業者・市民団体に認証の説明や認証取得を促すことで、持続可能な社会創出のマインドを持つ人材育成にもつなげています。
龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターからは、制度の構築の背景と制度の説明や現状、今後の展開をお聞きします。
京都信用金庫からは、実際にS認証に取り組まれての銀行や地域、自分自身の変化をお話いただきます。また、地域の金融機関がソーシャルという視点から事業を考えることのメリットや、他行や大学等、外部にパートナーを持つ意義についても語っていただきます。