理事 金 紅実

自己紹介

出身は中国東北部。
環境問題に関心をもつようになったのは、学部のゼミ研究調査で京阪電鉄の歴史を調べることになったのがきっかけである。
100年も以前のことであるが、大阪から京都に向けて線路が延長されることに伴って、その経過地に点在していた淀川水系の大小の湖沼が消え去っていく歴史をしることになる。
沿線のJA事務所や農家さんのインタビューを通じてこれらの湖沼がかつてこの地域の水稲農業を支えていたことや都市化に鉄道の拡張延長に伴って住宅開発が進み、地域農業が劇的に衰退していったことを知り衝撃を受けた。豊かで便利な暮らしの中で生態環境が音を立てることもなく静かに破壊されていることを初めて知ったのである。

その後の教育、研究では国の法律や様々な保護区の設置によって保護されている環境問題よりも暮らしの中の環境問題を伝えることに注力してきた。
現在は京都府の北部や滋賀県などの地域を拠点としながら、学生たちと一緒に地域農業や林業、生活ごみの問題を中心に地域と一緒に活動を行っている。(専門は環境経済学、財政学)

経歴

・京都大学大学経済学研究科(修士課程/博士課程修)修了、博士(経済学)
・龍谷大学政策学部准教授(現職)

スキル・得意分野

花草や自然が好き。

現在の肩書き

龍谷大学 政策学部 准教授

リンク

龍谷大学教員ページ https://www.policy.ryukoku.ac.jp/teacher/kim.html